前回の続きです。
前回は拝殿まででしたが、拝殿より上にまだ広場がありました。
なお写真は用途によって解像度をかなり変えています。
こちらは拝殿のある場所から上へと上がるための坂です。
緑豊かですねえ。 …ちーと豊か過ぎる気もしますが(-_-;)
昇がると左右に広場があり、左側には聖天子像と更に上へと昇る(石?)段がありました。
また途中にはおかぐら広場と記された看板の立つ、縦に長い広場もありました。
神楽などで使うのかもしれませんが、そちらも草が生い茂っていました(笑)
こちらが、題にもある天子像。
聖天子という呼称は、徳の高い天子として讃える為のものです。
(ちなみに分からないって人に。 この場合の天子とは天皇陛下の別号です。)
この像は下にも彫られている、長岡悟氏によって作られたもの。
昭和天皇を偲び、今上天皇が皇太子であった頃に、英国で撮影された写真をもとに作ったそうです。
… あのー …錆びてきてません?(-_-;)
いや凛々しいお姿で。 なんでもありません
そして、その横には松が植えられていました。
少し小さいですが、下の石碑には『天皇陛下御手播之松』とあります。
そうだとしたら保護柵の一つもあっても良いと思うのですが…
それどころか草が生えてますね(;´Д`)
いやなんでも(ry
像も松も見終えて、この後は恐らく神殿のある上へと昇ろうとしたのですが…
これは上がれない\(^o^)/
かき分けてってレベルでもありません。 残念ながら撤退です。
完全に降りる前に、拝殿のところで気になっていた場所が一つありました。
それがこちら、金鳶殿(きんえんでん)
拝殿の横にあった門をくぐると広がっていました。
ただ時間は既に夕刻。
いくら車で連れてきてもらっているとはいえ、日が暮れた山道を行きたくはありません。
金鳶殿の詳しい姿を見るのはまた次回としました。
…ですが、まだ一つ気になる事があります。
人の居る気配の無いこの境内から、時折聞こえてくるのです…
こーん、こーんと、小さな鐘をつく音が…。 これは、もしや? もしかすると…
これでした! 狐狸妖怪ではありません!(´∀`;)
風で揺れると、境内に小さな鐘を鳴らしたような音が響きます。
これはこれで、また良い雰囲気です。
社務所にも人が居ないので、これが無ければ本当に寂しいです。
ですが、緑化の効果もあってか全体的な雰囲気としては落ち着く場所でした。
一時の安らぎを求めて、参拝してみるのも良いかもしれません。
ちなみにです。 ここがどれだけ田舎にある神宮なのか…
こちら。 境内の坂を下って右手に見える山の頂にあります、四角形の物体。
何であるか分かるでしょうか。
これは主にテレビ電波用の反射板です。パッシブリピータというものですね。
中継局が無いので、テレビやラジオ、防災無線と電力やダム監視等に用いられているようです。
過去に旧国鉄が鉄道無線用として使用していたものも一基あったそうですが、そちらは撤去されています。
よほどの田舎でないと、山頂にこれが立っているのは見かけませんよね。
私は初めて見ました(笑)
親とも珍しいものだと談笑しながら、車に乗ってこの場所を後にしました。
車道脇に広がる、こんな景色を見ながら(笑)
ハイ、ということで大成神宮でした。
次にこの地を訪れるなら、大成の里を訪ねたいと思います。
ではまた!